あなたの歯ぐきの色は健康?歯ぐきの色でわかる状態と対策
- 2025年12月17日
- 予防歯科
こんにちは。東京都中野区エリアの歯医者 なかの通り歯のクリニックです。
鏡を見たとき、「あれ?歯ぐきの色が前より変わった気がする…」と感じたことはありませんか?
歯ぐきの色は、実はお口だけでなく“全身の健康”を映し出すサインでもあります。
本記事では、
「あなたの歯ぐきの色は健康?歯ぐきの色でわかる状態と対策」
を分かりやすく解説します。
中野区で「歯ぐきの色が悪い」「歯ぐきの色が変わった」「写真で見たら紫っぽい」「黒いのは大丈夫?」と気になって調べている方は、ぜひ最後までご覧ください。
■健康な歯ぐきの色はどんな色?
まず知っておいてほしいのが、
健康な歯ぐき=薄いピンク色
ということです。
✔ うっすら血色のあるサーモンピンク
✔ ひきしまっている(引き締まった弾力)
✔ 表面がさらっとしている
✔ 出血がない
これが「健康な歯茎」の条件です。
■歯ぐきの色別|あなたの歯ぐきが示す健康サイン
①【赤い歯ぐき】…炎症のサイン
歯肉炎や歯周病の初期状態の可能性があります。
「歯みがきで血が出る」「赤黒い」場合は注意が必要です。
②【赤紫・紫色の歯ぐき】…進行した炎症
歯周病の悪化や喫煙などによって血流が悪くなると紫色に近づきます。
③【白い・白っぽい歯ぐき】…乾燥・貧血・カビ
口呼吸の癖や、免疫低下で起こる口腔カンジダ症が原因のことも。
④【黒い歯ぐき】…色素沈着・金属の影響・病気
喫煙やコーヒーなどの刺激でメラニン沈着し黒く見えます。
銀歯の金属が溶けて黒ずむケースもあります。
⑤【茶色の歯ぐき】…生活習慣・色素沈着
コーヒー・紅茶・タバコなど日常的な刺激が原因になることがあります。
⑥【半分だけ色が違う】…部分的な問題
差し歯の金属影響、部分的な歯周病などが考えられます。
■歯ぐきの色が悪いときの原因
・歯周病
・むし歯の放置
・タバコ
・栄養不足
・口呼吸
・金属冠の影響
・ストレス
全身の病気に関係していることも、、
歯ぐきの色の変化は、単なる見た目の問題ではなく“健康状態のサイン”です。
■歯ぐきの色を良くするための治療・ケア
・歯石除去・クリーニング
炎症の原因を取り除き、本来の色が戻りやすくなります。
・歯周病治療
赤・紫色の改善には、まず炎症を抑える治療が必須です。
・銀歯→セラミックへの変更
金属による黒ずみを予防できます。
・正しい歯みがき指導
磨き残しゼロの状態を作り、再発予防につながります。
■歯ぐきの色の改善で大切なのは「予防」です
ここが一番お伝えしたいポイントです。
歯ぐきの色が変わってから治療するのではなく、
“色が変わらない状態を保つ”=予防
がとても重要です。
歯ぐきの色の変化は、むし歯や歯周病が進んで出てくる「結果」です。
つまり色で異変に気づいたときには、すでに問題が進行している場合も少なくありません。
そのために必要なのが……
定期的に歯医者さんで、チェックを受けること。
■なぜ定期的に歯医者へ行くことが必要?
① 症状が出る前の “初期兆候” を見つけられる
歯ぐきの色の変化、炎症、磨き残しのクセなどを早期発見できます。
② 歯周病・むし歯を未然に防げる
歯ぐきの色が悪くなる原因の多くが、定期ケアで予防可能です。
③ プロのクリーニングで健康な歯ぐきを維持できる
セルフケアでは取れない汚れを除去でき、歯ぐきの色が良い状態を保てます。
■歯ぐきの色が気になる方へ(予防のお知らせ)
当院では、
✔ 歯ぐきの色チェック
✔ 歯周病・むし歯検査
✔ クリーニング
✔ 色素沈着治療
✔ セラミック治療
など、歯ぐきの状態をトータルでサポートしています。
しかし何より大切なのは、
歯ぐきの色が悪くなってから来院するのではなく、悪くならないために通院すること。
健康な歯ぐきを保つために、3〜4ヶ月に一度の定期検診をおすすめします。
■まとめ(予防の重要性)
歯ぐきは健康のバロメーター
色が変わる原因は歯周病・生活習慣・金属・全身疾患などさまざま。
色の変化は放置すると悪化する可能性あり。
治して終わりではなく、予防で守ることが一番大切。
定期的に歯医者へ通うことで、歯ぐきの色トラブルを未然に防げます。